歯周病菌は体に悪さをします!

皆様こんにちは!
受付の鎗野目です。

突然ですが、体の中でもっとも細菌の多い部位はどこかご存知でしょうか?

答えは、口の中です。
その細菌の数は約1000億個にものぼります。最も増えるのは起床後です。
お口を閉じて水分も取らない状態なので、寝付いてから3時間後には爆発的に増え始め、
8時間後には菌の数が飽和状態になっているそうです…>_<
寝起きに口臭が増したり、ねばつく感じがしたりすることがあるのはこのためです。

先日の院長や加藤さんの記事にも記載があり、待合室にも関連した本を
ご用意してあります。
呼吸や食べ物の入り口となる口の中が汚れたまま過ごしていると、
全身の健康を脅かすことに繋がります。

たかが歯周病と軽視されることが多く、それ自体が直接の死因にはなりませんが、
歯周病菌は唾液や呼吸を介して肺に、もしくは歯肉の毛細血管から体内に侵入し、悪さをします。

具体的には、インスリンの働きを妨げ、血糖値のコントロールが困難になることから、
糖尿病を悪化させます。
妊娠中の方でしたら、子宮の収縮や陣痛に影響するため早産や
低体重児の原因にもなります。

また、直接の原因ではないようですが、脳梗塞や心筋梗塞を起こした方の血中で
歯周病菌が見つかったという報告も多くみられるそうです。

特に、最近日本人の死因の上位に浮上した肺炎とは大きく関わりがあります。
中でも、食べ物や唾液が誤って肺に入ってしまうことによる誤嚥性肺炎が
多くを占めていて、誤嚥性肺炎を起こした人からは歯周病菌が
多く見つかっているそうです。

肺炎が死因の上位に入るようになったのは、高齢者が増えたことが原因です。
通常は食べ物や唾液が気管に入りそうになると咳をして吐き出すことができますが、
反射や飲み込む力の衰えている方ですとそういったことができなくなり、
そのまま気管に入ってしまいます。
この時、一緒に歯周病も肺に侵入することから、誤嚥性肺炎が増えたと言われています。

日本では痛くなってから歯医者に行くというイメージが定着してしまっていますが、そうなる前に検診で歯医者に行くのが普通になっているアメリカでは90年代から「floss or die」と、口腔内の不衛生が体に及ぼす影響について警告をしています。

お年を召しても元気な方は、ご自分の歯が多く残っている方が多いですし、
医科でも 全身麻酔下での手術前には、呼吸でお口の細菌を取り込んでしまわないよう、
術前にクリーニングをすすめるそうです。

お口の健康は、全身の健康に繋がります。
痛いところがなくても、定期検診にいらしてみてください!

以上、鎗野目でした。