みなさま、こんにちは。
院長の金村です!
金豆でご紹介している2次虫歯シリーズ、かなり好評でHP経由のお問い合わせ件数、
なんと2桁後半(笑)
順次ご返信しておりますが、かなりお時間を頂戴している状態です、、
もし、お急ぎのご相談がございましたらお電話にてお願いします。
この土日を使って、返信頑張ります!
実は、わたくしが東京医科歯科大学歯学部大学院(保存科)に入学して教授に貰った
テーマ、それはずばり”2次虫歯の病態解析”でした(笑)
医科歯科大学付属病院に来院された患者さまで、初めての虫歯治療以外の方を
かたっぱしから拝見、写真、模型、レントゲン等データ採取させていただきました。
その後、実際詰め物を外した状態を精査させて頂き、多角的に捕らえてて
データ化していたのですが、、いかんせん、、、大杉(笑)
何でこんなにも2次虫歯だらけなの~~!と、東京医科歯科大学10階にある
第1研究室で電子顕微鏡の試料を作りながら、夜な夜な叫んでいたのが懐かしいです。
(エポンという樹脂に試料を包埋し、ひたすら研磨、けんま、
ついでに試料を抑えている人差し指先もケンマ(泣)指紋も綺麗に消えましたとさ(笑))
探求心が旺盛なわたくし、当時研究室で使用していた通常の電子顕微鏡では満足出来ず、
田上教授にお願いして電界放射型電子顕微鏡(FE-SEM)を購入して貰いました。
当時の価格で約5000万円、ゼロを並べると50,000,000円!
これが買えます!(笑)
FEを使いこなすため、約1カ月、毎日八王子にあったエリオニクス社に足しげく通いました!
元々の凝り性が幸いし、完璧に使いこなせるようになり、在籍した教室のみならず医学部や他大学歯学部との共同研究にも参画、論文に名前を載せて頂いたこと多数。
その功績も認められ、歯学博士号も何時もの治療通り(笑)さささ~っと取得。
(現役の医局員さま、多くあった写真の中で、比較的綺麗にに解り易く撮影出来たエナメル質とレジンの接着界面の写真をちょちょいと載せただけの学位論文!とは言わないで下さいね。)
話しが逸れてしまいましたが、2次虫歯になる原因を探る研究で得られた知見で、
論文に書かなかった(書けなかった)本当の理由!
なぜ書けなかったかは、、、
リアルに同業者から刺される恐れがあったから(笑)
東京医科歯科大学歯学部う蝕制御学教室のメンツのために書きますが、
以下は論文には書いていない、あくまでわたくしの私見ですのでご理解下さい。
本当の理由、その1(笑)
除去すべき虫歯を全て取りきれていないことが多い!これ、マジです。
2次虫歯が出来ている歯で、残念ながら抜歯せざるを得なかった歯を断面にして、
表面硬さやEPMA等の解析装置で100本以上検討した結果です。
先日書いたむし歯の影響を受けた象牙質で、残すべき2次象牙質は健康象牙質より
石灰化度が進んでいるのでやや硬いのですが、上にのっている材料と残すべき2次象牙質の
間に、明らかに取らなければいけない虫歯が残っていることが、、、在り過ぎ。
その原因を探るべく、当時附属病院で使用されていた歯を削る器具を全て調査しました。
使用器具は全て高圧蒸気滅菌するのですが、エンジンバー(グリグリ振動が伝わるほうです)は、1~2回滅菌するだけで錆びてしまいます。
錆びた(刃が鈍になった)器具で、正確に取るべき虫歯だけを除去するのは、、
絶対無理~~~。
だって、残すべき2次象牙質は、健康な象牙質より硬いのですから(笑)
後天的に出来た2次象牙質の上部20μm(0,o2mm)位を絶妙に切削(細菌感染最前部)
出来るのは、サラピン(新品)のエンジンバーと、神の手(再)が使用する
マイクロエキスカのみです。
その2以降は、次のブログにて!
ご期待下さい。
余談ですが、3月29日の夕方~、サブチーフの加藤くんと一緒に
ザギン7丁目にあるインプラント専門のマロ歯科にて研修を受けてきました。
(残念ながらマロ歯科内は撮影禁止だったので、研修後の写真です)
ここだけの話し、、、このセミナーは本来Drしか受講できないものでしたが、
当院のオペで何時も第一アシストを担当している彼女の熱意が認められての参加と
相成りました。遅くまで有難うね!
院長の金村でした。
ここでちょっと宣伝を!
アルマーニ制服問題で全国一有名になった(笑)泰明小学校の前に、わたくしの高校時代の後進が、今月タコス専門店(クロニックタコス日本第一号)を開店しました!
非常におしゃれな店でタコスもコロナビールも美味しいです。
銀座にお出かけの際に、どうぞご活用下さい。
病院の診察券か、携帯でこの写真を見せるだけで特典がきっと!!あるはず(爆)
岩谷くん(写真中央)、中西さん、宜しくね!!
来週早々、朝のテレビZIPで取材されるそうです。僕が映るかは、、、(笑)