こんにちは、チーフのちゃっぴーに可愛いアバターを作ってもらえて嬉しい大澤です。
先生にも、「大澤くんが1番似てるね」って言われたので気を良くして、ニコニコしてお仕事しております。
ぜひ遠慮なく褒めてください!!褒められると伸びるタイプです!
さて、前回のチーフのブログの続きで、失活歯の治療方法についてお話ししていきますね。
残念ながら虫歯が歯の神経に達してしまい、神経の処置が必要となってしまった歯の根っこ(根管)の治療を始めるためには、いくつかの準備があります。
根管治療がうまくいく為には、
- 細菌感染させないで治療すること
- 根管の先まで正確な方向でしっかり器具が到達すること
- さまざまな症例に対応できる技術や設備があること
がとっても重要なのです!!
根管治療はしっかり治療が行えれば、再感染やトラブルはかなり少なくなります。
そのため、ハルデンタルオフィスでは根管治療の「前準備」を確実に行っております。
1. 細菌感染させないために
歯をラバーダムというゴムで覆い、手術下のようにして唾液や血液が入らないように確実に隔離して根管治療を行います。
この方法はとっても重要なのですが、保険治療でラバーダムを行っている歯科医院はあまりお見かけしません。
準備や技術を必要とする治療なのでもう少し簡易的な方法をとる医院さんが多いです。
ラバーダムを行うには、歯をゴムで覆うための金具をかけられないと出来ません。
そのため、虫歯の除去により歯が大きく崩壊してしまった場合には、歯をレジンで修復して壁を作ります。
その壁を作ることを「隔壁(かくへき)」と言います。
隔壁はラバーダムをしっかり留めるためと、根管内部を薬液でしっかり満たして治療効率を上げる為にも必要な作業になります。
虫歯除去後に隔壁の説明を写真でさせていただきますが、皆さん壁にびっくりされます!!
2. 根管の先に正確に器具が届くために
根管治療はステンレス製の針のような器具で、根の中の感染部分を除去します。
当院ではニッケルチタン製の器具を用います。
ニッケルチタンはステンレスより弾性に優れていてたわみが出るので、湾曲した根に沿って治療ができて、しっかり根の先に到達する事ができ感染部分を取り除けます!
また機械により迅速に治療を進める事が出来ます。
根の向きに沿って治療が出来ることはかなり重要で、ここがうまく出来ないと、違う方向にお薬が到達したり感染部分の取り残しが起きるため、確実に治療を行うため必要な道具となります!
3. さまざまな症例に対応するために
来院された方の中には、ステンレス製の器具が折れた部分が根っこの中に残存して腫れてしまったり、根管の形や方向が複雑で難しい方もいらっしゃるので、当院ではマイクロ顕微鏡を使用して治療を行う事が出来ます!!
余談ですが、マイクロ顕微鏡は天吊り式と置き型式がありますが、当院では天吊り式を採用!カッコイイです!
もともと先生は、全ての治療を歯科用ルーペを用いて行いますが、根管治療の顕微鏡の視野は別世界となります。
私たちが普段見えているものの6.4倍、10倍,16倍,24倍,40倍と拡大してみることが出来ます!
マイクロ顕微鏡がどのくらいの精度が出るのかというと。。。試しにこちら旧札の拡大画像になりますが見てください!
こんなに細かいところに、NIPPONGINKOと書いてあったんだと感動しました!!!
まさにミクロの世界ですね!日本のニセ札防止の技術もすごいですね。。。
ハルデンタルオフィスでは、これらの道具や設備を用いて、根管治療が行われていきます。
細かい作業を集中して精度を上げて行うため、先生もかなりの精神集中をして取り組んでおります。
どんな風に治療していくのか、詳しい治療方法はカメさんにバトンタッチしたいと思いますので、宜しくお願いします!