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加藤が市販の歯磨剤を詳しくご説明‼

皆さまこんにちは!ハルデンタルオフィス歯科衛生士の加藤です。

紅葉が見頃になりましたね!私も先日、日光へ紅葉を見に行きましたが、日本の四季は色んな景色が見れて本当に綺麗だなと感じました(^^)

気温も下がっておりますので、皆さま暖かくしてお過ごしください!

前回わたくし加藤のブログで少し触れた、歯磨剤について詳しく説明しようと思います。歯磨剤選びって難しいという声をよく頂きます。

ドラッグストアには様々な会社から多種多様な歯磨剤が販売されているので選び方に迷いますよね。「まあ、これでいいっか」と選んでいませんか?

そこで、皆さまに歯磨剤選びで注目して頂きたいのが歯磨剤の裏側です!あまり目を通したことがない方が多いのではないでしょうか。

歯磨剤の裏側をよく見てみると【化粧品】や【医薬部外品】書いてあるのです。
歯磨剤は【化粧品】と【医薬部外品】の二つに分類分けされています。

【化粧品】と表記されている歯磨剤は、歯ブラシでのブラッシングで汚れを落とす作用の効果を高めるために、研磨剤や発泡剤などの基本成分を配合されたものになります。

【医薬部外品】の歯磨剤は基本成分にプラスして、歯周病の予防や虫歯の発生や進行を予防など歯と歯肉を健康に保つための薬効成分が配合されています。日本で市販されている歯磨剤の90%は【医薬部外品】と言われており、そのうちの約80%が虫歯予防に効果的な《フッ素(フッ化物ナトリウム)》が配合されています。

本日のブログでは基本成分を詳しく説明しようと思います。

・湿潤剤
歯磨剤に適度の湿り気を与えます。《グリセリン》《ソルビトール》《プロピレングリコール》など。

・清掃剤(研磨剤)
歯磨剤の主成分です。歯の表面に沈着した歯垢や着色の除去効果が期待できます。《炭酸水素ナトリウム》《リン酸水素カルシウム》《無水ケイ酸》など。

・発泡剤
口中に歯磨剤を拡散させて、口中の汚れを洗浄します。《ラウリン硫酸ナトリウム》など。

・粘結剤
歯磨剤の液体成分と固体成分の分離を防ぎ、また適度な粘度を保ちます。《アルギン酸ナトリウム》《カルボキシメチルセルロースナトリウム》など。

・香味剤
爽快感と香りをつけ歯磨剤を使いやすくします。《サッカリンナトリウム》《メントール》などや、スペアミントやシナモンなどの香料。

・保存剤
歯磨剤の変質を防ぎます。《パラベン類》《安息香酸ナトリウム》など。

これらが主な基本成分となります。皆さま歯磨剤を買う時少し目を向けてみてください(^^)
また次回以降では、【医薬部外品】の歯磨剤に配合されている薬効成分についてご説明できればと思います!

以上、加藤がお送りしました❣