みなさまこんにちは!
院長の金村です。
早いもので、比較的好評な美人シリーズも第4弾!
今回は、モータージャーナリスト吉田由美さんからのご質問(笑)
流石、世界で活躍されているセレブジャーナリスト、2ヶ月に一度はかかりつけ医でメインテナンス中とのこと。
是非、当院にも来て下さいね!
で、ご質問なのですが、かかりつけ医で虫歯はない!といわれているのですが、どうも奥歯がしみる、、とのことでした。
その昔、TVで辺見えみりちゃんが
”歯がシミル~~~”と出演していたCMをご存じなあなたは、私と同世代(笑)
そう考えれば、シュミテクトもロングセラー商品なのですね。
歯ぐき付近の根っこは、見えているエナメル質と根の中にあるセメント質の丁度境目になり、解剖学的に非常に脆弱な組織なのです。(歯の中で一番弱い部分といわれています。)
わたしたちは楔状(”くさびじょう”、あるいは”きつじょう”とも言います)欠損(ー以下WSDー)と呼んでいるのですが、シミの原因であることが結構あります。
いくら銀歯を再治療してもシミが治らず、その都度歯を削られて、、パターン、、、結構多いです。
WSDが出来る原因に関しては諸説ありますが、色々な要因が絡んでいることが解っております。かみ合わせる力が強いかた、ゴシゴシ横磨きされるかた、頬や噛む筋肉の発達されたかた、歯軋りをなさるかた等、、、etc
奥の歯と歯茎の境目をよく見て頂くと、少し歯が削れてますね。
実は面白いことに、目で解らない位の削れはじめが一番しみます。
そのまま置いておくと、唾液中のリンやカルシウムが沈着、また歯の内側に2次象牙質が出来るので一時的にはしみなくなることが多いのですが、決して元に戻ることはございません。
わたくし歯を削るのが嫌いなので、当院では特殊な溶液で表面を処理し、このようにハイブリッドにて修復します。
やや大きめに詰める理由ですが、ハイブリッドの特性として固まる際に微妙に収縮しますので、詰める前にぴったりだとやや小さな詰めものになってしまうからです。
時間にご注目(再)。3分もあれば終わります(笑)
数週間歯のシミで悩まれていたこのかたも、病状をご理解いただいたあと詰めたところ、全くしみなくなったと大変喜ばれておりました。
削れはじめのWSDは、拡大鏡等でないとなかなか発見出来ないため見落とされやすく、大きな声では言えませんがいくら銀歯をやり変えても症状が止まらないパターン、、結構あります。
シミでお悩みのかた、銀歯を疑う前に担当医に”このシミは楔状欠損が原因ではないですか?”と言ってみてください。無駄に歯を削られずに済むかも知れません。
では、
院長の金村でした!