皆さんこんにちは!!
ハルデンタルオフィスチーフ衛生士の石垣です!
9月だっていうのに熱いですねぇ~・・・ずっと夏なんじゃないかと思ってしまいます☺
今回のテーマは【虫歯】です!
歯医者にとっては基本の基本の基本で基本ですね笑
さてさて
虫歯とは?なーんだ!
虫歯は 歯の表面(エナメル質)やその下の象牙質が、細菌によって溶かされる病気 です。
口の中の細菌が糖分を分解して酸をつくり、その酸が歯を溶かすことで進行します。
◆虫歯の原因◆
虫歯は一つの原因だけでなく、いくつかの要素が重なって起こります。
「カイスの輪」と呼ばれる4つの要素が有名です!
1. 歯の質(歯の強さ)
•エナメル質の厚さや唾液の性質、フッ素の有無などが影響します。
2. 細菌(ミュータンス菌など)
•虫歯の原因菌が歯に付着し、プラーク(歯垢)を作る。
3. 糖分(特に砂糖)
•細菌の栄養源となり、酸を産生します。
4. 時間
•酸が歯を溶かす時間が長いほど進行しやすい。
この時間!!これはとても大事です!
食事をすると、食べ物や飲み物に含まれる 糖分を細菌が分解 して 酸をつくります。
その酸によって、口の中のpHが急激に下がり(酸性に傾く)、歯が溶けやすくなります。
30分〜1時間ほどかけて、唾液の働きでpHが元に戻り、再石灰化(歯が修復)される。
つまり!!
ずーーーーーっとダラダラダラダラと食べているとお口の中がずっと酸性になります!!
【虫歯の進行段階】
1. C0:初期う蝕(白濁)
•表面が白く濁るが、まだ穴はあいていない。
•フッ素塗布や再石灰化で治せる。
2. C1:エナメル質う蝕
•表面に小さな穴ができる。痛みはほとんどない。
3. C2:象牙質う蝕
•少し大きな穴になり、冷たいものや甘いものでしみる。
4. C3:神経に達した虫歯
•強い痛みが出る。夜眠れないほどになることも。
5. C4:歯根まで達した虫歯
•歯の上の部分がほとんどなくなり、根だけ残る。抜歯になる場合も。
【虫歯の症状】
•初期は無症状が多い。
•進行すると「冷たいものがしみる → 甘いものがしみる → 温かいものでも痛む → 何もしなくてもズキズキ痛む」と進む。(※個人差があります)
最後に!!
• 虫歯は ばい菌+糖分+時間 +歯質の4つで進む
• 特に「時間=ダラダラ食べ」が大きなポイント
• 甘いものを完全にやめなくても、「時間を区切って食べる」 ことで予防できる
• 食べた後は歯磨きやうがいをして、唾液の力でpHを戻すのも大事
みなさんも気を付けて、虫歯予防をして下さいね!
次回は虫歯になったのに何故痛くならなかったのか!!大澤さんが解説します!