みなさまこんにちは!
受付の鎗野目です。
当院で治療を受けられた方には、歯への適合が悪く、治療してもまたむし歯になってしまうといった点から銀歯はおすすめしていないといったご説明をしております。
こちらに加えて、今回は銀歯が体に与える影響についてのお話をいたします。
みなさまはお食事中、誤ってアルミホイルやスプーンなどを噛んでしまい、嫌な痛みや感触がしたといったご経験はありませんか?
実はこの時、お口の中の銀歯とアルミホイルやスプーンなどとの間に微弱な電流が流れており、それが歯の神経に伝わることで痛みが生じています。
これを ガルバニー電流 といいます。異なる種類の金属が触れ合うことで発生するものなのですが、お口の中では唾液を介することでより伝わりやすくなっています。
筋肉も心臓も、人の体は脳からの微量な電流によって活動していますが、このガルバニー電流がそれを妨害することにより、体へも影響が出てきます。頭痛や肩こり、腰痛や関節痛、不眠やイライラなどなど…
パソコンや精密機械が、電波により誤作動や障害を起こすようなイメージです。
もちろんそれだけが原因となるわけではありませんが、本当はガルバニー電流の影響であっても原因が解明されず、自律神経失調症や更年期障害といった診断でずっと症状に悩まされたままの方もいるようです。
先日、以前より当院に通ってくださっている方で、銀の詰め物による数本の二次むし歯をセラミックで治療された方がいらしたのですが、
“ずっと悩んでいた不整脈が起きなくなったり、
イライラしなくなったり、
寝付きが良くなったりした” といったことを仰っていました。
この方の体調不良も、もしかしたらこれが原因だったのかもしれません。何もしなくても銀歯は時間が経つと金属イオンが少しずつ溶け出してくるのですが、微量でも電流が流れることにより、より錆びやすく、焦げてしまったりもするようです。
体内に金属イオンが入ると自然に排出されることはほとんどないので、日々体に蓄積されていきます。この金属イオンに対し、免疫反応が起こると、アレルギー症状が現れます。
ちなみに、金属イオンが及ぼす影響としてメタルタトゥーも挙げられます。こちらは、根の治療をした後の土台から流出した金属イオンが歯肉に沈着してしまうといったものです。
治療法は、レーザーを用いた治療や電気メスなどで切除するといった外科的な方法になります。
必ずしも銀歯だけのせいではないでしょうけれど、原因不明の体調不良にお悩みの方は銀歯をはずすことも検討されてはいかがでしょうか?
以上、鎗野目でした!