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レントゲン博士!流石です!!(笑)

みなさまこんにちは!
サブチーフの加藤です。
春ですね!!!桜が散ってしまい悲しいですが、私は実は!ガッツリ4回!咲き始めから葉桜までお花見を楽しみつくした次第です!
いや~~~お花見はいいですね!なにより、屋台が楽しいです★

さて、院内情報です♪先週は自主練習としてレントゲン撮影の相互実習を行いました!
どうしたら痛みを少なく奥までいれられるか、それぞれいつも気をつけていることを共有し、練習しました。実際に患者さん役になると、やはり奥まで入って大変だなと実感いたします。

はじめてのかたや、久しぶりのかたにとる白黒の写真、エックス線写真について紹介いたします。
歯科診療においてエックス線検査が果たす役割ってなんでしょうか?骨や歯の中は肉眼では見えないため、その内部を写すエックス線検査は、歯科の診療においてはなくてはならないものなのです。その役割について少しお話しますね。
当院でとっているのは2種類です。目的によって、選択したりどちらも撮ったりしています。小さな部分的に詳しくみる写真を口腔内エックス線写真と、全体をみる大きな写真をパノラマエックス線写真と呼んでいます。

少し豆知識を♪エックス線はレントゲン博士が発見しました。今から100年余り前の1985年のことです。陰極菅という器具の実験中に目にみえない不思議な光線があることに気づき、これをエックス線と名づけました。
レントゲン博士はその研究結果の発表で、奥さんの手のエックス線写真を示しました。
このことが医師の注目を引き、発見直後から体の内部を直接観察する方法としてエックス線写真が利用されました。歯のエックス線写真がはじめて撮影されたのは、エックス線発見の数ヶ月後のことです。
そんなレントゲン博士は、1901年、第1回ノーベル物理学賞を受診しました!!

エックス線写真でわかること。まずはむし歯です。むし歯による脱灰はまず、歯のまわりを覆うエナメル質の下にでるので、ここは目でみることができるのですが、直接みることのできない、歯と歯の間の隣接面では判断が難しいのです。

エックス線写真では、むし歯の程度が低い場合には確認できないのですが、むし歯が進み大きくなると像としてみえてきます!黒い像となります。
当院では銀歯などの隙間から進むことが多い2次むし歯の判定になります。
痛みはないうちにみつけて治療を始めると神経を無事残せることが多いです!!
この判定はさすがの先生の神業ですね。

さらにむし歯が進行すると細菌が血行に入って化膿します!
これがレントゲン像でもわかります。さらに炎症が歯の根っこの先の下のほうに進行すると黒い丸い像になります。
骨を溶かしてしまうのでこのような像で映ってきます。一度、根の治療をうけた方もまた感染がおきているとこのような像がみえます。

次にわかることとして、歯周病の有無です。歯茎の中の細菌によって歯を支えている骨が溶けていく病気です。骨の位置を診て、進行状態を判定しています。組織の破壊程度や、ポケットといわれる歯茎の裂け度合い、歯の動揺などを総合的に判断して、軽度、中等度重度に分けています。

そして、あごの骨の病変がわかります。歯と歯周組織の疾患に続発して生じる病変と骨内に生じる病変とに分けられます。顎骨骨髄炎や顎骨内に生じる嚢胞や腫瘍などの病態を診断できます。

レントゲンからわかる情報はとても多く大切なんです。精一杯痛くない配慮をしつつこれからも撮影していきますね。

加藤でした!