皆さま、こんにちは!
院長の金村です。
さて、受付テーブル右横にこんなものが置いて有るのをご存じでしたでしょうか。
当院では、皆さまの2次虫歯を治療するために(3次?4次??)外した金属は、キチンと全量寄付させて頂いております。
たま~~~に、外した金属を回収業者さんに売っている先生もいらっしゃるようですが(笑)
金やプラチナの含有量が多いと、回収瓶1びんで20万円近く!!になることも有ります。
当院に昔から(わたくしが”国家公務員共済組合病院”-虎の門病院ーに勤めていた頃)通って下さる患者さん(実は財務省国税局にお勤め(笑))が、
「歯科医院の税務調査をするときは、まず回収した金属を売って得たお金をきちんと雑収入として申告しているか見るんですよ~~~。」って開業当初に教えて下さいました(爆)。
金属や医療廃棄物は、普通や不燃ごみとして捨てることが出来ないので専門の業者さんにお任せするしかないのですが、それらが不自由な生活を強いられているけど輝かしい未来が待っている子供たちの役に立つなんて、素晴らしい取り組みだと思いませんか?
当院ではスタッフ全員が外した金属に関して、
”お持ち帰りになりますか?これともこちらで処分(寄付)しましょうか?”とお尋ねします。
勿論、所有権は患者さんに有りますのでお持ち帰りになっても結構ですが、
「どうせ使わないのなら寄付しちゃって下さい!」との太っ腹なお言葉、お待ちしております(笑)
僕のボケットには一銭も入りませんのでご安心を(爆)
さて、相変わらず前置きが長~~~い院長ブログ、今回の本題はこちら!
先日のセレックセミナー講師の押村先生(阪大卒と書きましたが、愛知学院歯学部をご卒業後、現在大阪大学の大学院に在籍中でした。ここで訂正・お詫び申し上げます)から教わったこちらの書籍、アマゾンさんで速攻購入、全部読んで病院の待合室に置いて有ります。
先日のブログでご紹介しましたが、所謂、”ホケンの銀歯”が如何に人体に悪影響を与えているか、皮膚科の先生と歯科医が共同で書いたこちら、本当に恐ろしいことがかいてありました・・・
ホケンで使用する金属は”お上”が認めた安心出来るモノとお考えのかた、それは大きな間違いです。
1960年~安全性についても再検討すらされておらず、最近になって(皮膚科学会やマスコミのお蔭で)やっと重い腰を上げ始めたばかり・・・
たまたまなのでしょうが、当院でも現在歯科用金属アレルギーで通院中のかたが数名いらっしゃいます。
手足の皮が何時も剥けてしまう病気の一つ、”掌蹠嚢胞症”と皮膚科で診断され当院に通院中。
掌蹠嚢胞症はアトピー皮膚炎程ではないのですが、罹患してしまうと結構大変・・・
女性にやや多いと言われており、特に夏場(汗をかきやすい季節)に出来易い手足の水泡です。
勿論、それらの原因はホケンの歯科金属だけではないことも重々承知しておりますが、銀歯やアマルガムを全て除去することで快方に向かわれた患者さんを拝見すると、”やっぱり・・・”って悲しい気持ちになります。
わたくし自身は勿論、家族、友人、スタッフ、東京に2万件以上ある歯医者のなかで当院を選んで通って下さる大切な患者さんに、決してホケンの銀歯は入れません。
これだけ化学・工学技術が発展して素晴らしい代替品が沢山あるにも拘らず、
身体にとって悪いと解っている銀歯を入れるのって・・・医療人としてあり得ない・・・
院長の金村でした!