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この3か月、大阪で学んできた近代的予防歯科とは!

皆さま、こんにちは!
院長の金村です。

もうすぐ新年号の発表ですね。ネットでは”安久”、”安永”などが有力とされていますが、
安倍首相が”安”の字を入れるよう各方面に猛プッシュ!!とのうわさも(笑)

この4月で当院も17歳になります!
開業当初は治療椅子2台、スタッフ2人(わたくし除く)から始まったハルデン、
現在ではチェアが6台、スタッフ8名(休職者1名込み)の大所帯に!

手狭間は否めなく、チーフから”近くの大きなビル一階(ハナマサ跡地)に引っ越そう!”と
プレッシャーを掛けられております(笑)
ここまで医院を引っ張ってきてくれた他ならぬ石垣さんの頼みなので、今年中には何とかしたいのですが、
先立つものが、、、(爆)

さて、今回は前置きは短めにして、、
何度かブログで紹介してきた、全人的歯科医療講座に関して詳しく聞きたいとのお声を
沢山頂戴しております。

昭和、平成と生きて来て、わたくしも恥ずかしながら治療済みの歯が沢山有ります。
結局、むし歯になった原因も何もわからないままそのまま受験生になりろくに定期検診にも行けず、
全てを歯を大学に入って治す羽目に、、、
当時先輩で、現在、お茶の水で歯内療法専門医として開業されている吉岡隆知先生から

オーラルヘルスの大切さも教えて頂きながら全て治療して貰え、幸い抜歯にならず過ごせております。

“むし歯の洪水”の昭和時代、「は〜い治りましたよ。痛くなったらまた来てくださいね」というフレーズ、
小学生のころ聞き飽きたこの決めぜりふ(笑)、皆さまのご記憶にも有ると思います。
今の中高年(僕もですね、、(泣))のかたににとって“歯の病気は完治する病気”であり、
“歯科医院は痛くなったら行くところ”であると、脳に刷り込まれてしまっています。

平成になり予防歯科という概念がやっと出来ましたが、それまで科学的根拠に基づかず、
無計画に「削る・詰める・抜く・入れる」ホケン治療にどっぷり浸かってきた歯科界が、
急に変わることもなく現在に至ってしまいます。

むし歯や歯周病になる原因をきちんと患者さんに説明もせず、セラミックやインプラント治療を
推し進めた結果、こんな雑誌がめっちゃ売れる現代の歯科界、、、

ここまで国民から嫌われ蔑まれ、詐欺師呼ばわりされる歯科医師。

更に、お医者さんからも歯医者は医者ではないし、オーラルケアの大切さを
認識していない歯医者は”逝ってよし!!”とハッキリ言われる始末、、

ひたすら無計画に歯を削らないとお金にならないホケン診療、、

そろそろ歯医者も患者さんも変わるべき時代がやってまいりました。

う蝕と歯周病を完治させるためには、病原菌の完全な駆逐が必要条件です。
削って詰めても、全ての歯周ポケットを3ミリ以下にしても病原菌は絶対に追い出せません。
彼らは昔からの口の中に普通に住んでいる常在菌なのです。

極端な例ですが、歯が一本も無い人からもむし歯菌と歯周病菌は検出されます。

近代的予防歯科の目的は、100%磨きのブラッシング指導でも、
歯石が全くついていない完璧なプロフェッショナルケアでもありません。

バイオフィルム(口の中に昔から住んでいる常在菌)の病原性が高くならないように、
皆さま個人に合わせたオーダーメイドで管理し、同時に歯と歯周組織をさらに健康にし、
歯・歯周組織とバイオフィルムとの均衡を維持することが極めて重要になってきます。

続きは次回へ!お楽しみに!!
院長の金村でした。