みなさま、こんにちは!
本日は加藤が豆知識をお送りしていきます!
今日は私が疑問に思った事!入れ歯についてです!
入れ歯の洗浄剤ってありますよね?
なんで必要かなのかな?と疑問に思いました!
清掃方法は、ただつけるだけで良いのでしょうか??
論文を参考にさせて頂きました!
入れ歯には汚れがつきます!
これは天然の歯と同じですね!デンチャー(入れ歯)につくプラークなのでデンチャープラークと呼びます。
この、デンチャープラーク、義歯表面に形成される微生物バイオフィルムですので、義歯性口内炎や口腔カンジダ症の原因になる事があります!
また,入れ歯自体が微生物の温床となり,その微生物を持続的に飲み込むことで、誤嚥性肺炎をはじめ,種々の全身疾患の危険性が指摘されています!
これは天然の歯でも入れ歯でも同じですね!義歯性口内炎も
“このため、高齢者の健康を考えた場合,適切なデンチャープラークコントロールは必須ある。
義歯洗浄剤を用いた化学的洗浄はデンチャープラークコントロールにおいて重要であることが報告されている”ということです!
入れ歯のお手入れは全身の健康に関係してきます!
食べたり飲んだりする入り口であるお口の中に常にあるものですもの!お手入れは大切ですね!
入れ歯清掃というと、大きく分けて2つが考えられます!
その一つは,機械的清掃!もう一つは化学的洗浄です。
義歯洗浄剤か、消毒薬を用いて義歯を洗うことで微生物の除去あるいは殺菌効果を期待しています!
この他に義歯性口内炎の治療法の一つして、柔らかい入れ歯の裏につける物の中に抗真菌剤や無機系抗菌剤を混入することあるいは抗真菌剤を塗布するなどが過去に報告されているようです。
ただ、それよりも義歯自体の汚れやバイオフィルムをしっかりと除去することを優先するほうが好ましいです!
機械的清掃はプラークコントロールの基本です!
ブラシでしっかりとこする!もしくは超音波洗浄をする事です!
バイオフィルム菌は浮遊菌と比較して薬剤耐性が非常に高いので、バイオフィルムを可及的に壊してくれる義歯洗浄剤などの化学的洗浄を行うのが、やはり良いようです!
ブラシのみの清掃では、形態などからプラーク除去を完全に行うことは難しのです。入れ歯の後ろに柔らかいクッションをつけている場合、微生物が侵入することが知られています!
その場合には超音波洗浄を併用するのが良いです!超音波とは周波数が高くて人間の耳には聞こえない音波です。
高周波域で20 kHz!以上の音波が超音波と定義されています!
この超音波を利用して物体に傷をつけずに丸洗いすることが出来ます!
薬剤に1晩浸漬しても十分にバイオフィルムを取り去ることは困難てですが超音波洗浄の効果は一般的には5分程度でかなりの効果を期待できるようです!
義歯洗浄剤と併用した場合,非常に高い効果を期待できます!
当院にも超音波ございますので、入れ歯の洗浄お預かりさせて頂きますね!
水洗のみで使用している入れ歯の微生物量は、日々増加していきます!
必ずブラシでこすって洗い!
入れ歯洗浄剤につけてくださいね!
黒ずみ防止にもなりますよ!
歯科医院では、超音波で洗浄して常にキレイな入れ歯を使ってくださいませ。
毎日の積み重ね、ご自分のお口や体を守れるのはご自身です!
私たちもお手伝いいたします!
一緒に10年後も美味しくお食事できるお口を目指していきましょう!
加藤でした!