全身の健康には、まず口腔環境が大切です!

皆さま、こんにちは。
歯科衛生士の門田です。

突然ですが、歯周病が全身疾患と深く関わりがあることをご存知ですか?

歯周病は、虫歯(う蝕)と並ぶ歯科の2大疾患のひとつで、歯肉の腫脹や疼痛、歯を支える骨(歯槽骨)の破壊が起こる慢性の炎症性疾患です。
最終的には歯が抜けてしまうため、食事や会話などの日常生活に
大きな支障をきたします。

では、どのぐらいの人が歯周病になっているかというと

成人の約70~80%!!!!!!
の人が歯周病に罹患していると言われています。

それがどう全身疾患と関係があるの?とお思いでしょう。

今回は誤嚥性肺炎、糖尿病、早期低体重児出産、骨粗鬆症との関係を
詳しくご説明します。

☆誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで発症する肺炎です。
誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌(お口の中の細菌)であると言われています。

☆糖尿病
糖尿病は血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高い状態(高血糖)が
慢性的に続く病気です。

糖尿病になると細菌に対する抵抗力が低下したり、唾液が減少したりしてしまいます。そうすると歯周病が悪化してしまいます。
悪化してしまうと歯周病の炎症によって出てくる物質が、インスリンの血糖値をコントロールする働きを妨げて、糖尿病の状態を悪くすると言われています。

悪循環なのです。

☆早期低体重児出産

妊娠している女性が歯周病に罹患している場合、低体重児および早産の
危険度が高くなることがあります。
これは口の中の歯周病細菌が血中に入り、胎盤を通して胎児に
直接感染するのではないかといわれています。

また、妊娠している女性は歯肉炎にかかりやすくなるといわれています。
これには女性ホルモンが大きく関わってくるといわれており、
特にエストロゲンという女性ホルモンがある特定の歯周病原細菌の増殖を
促すこと、また、歯肉を形作る細胞がエストロゲンの標的となることが
関係しているといわれています。

☆骨粗鬆症
骨粗鬆症とは全身の骨強度が低下し、骨がもろくなって骨折しやすくなる
病気です。骨粗鬆症と歯周病の関係として深く関わっているのは
エストロゲンの欠乏です。エストロゲンの分泌が少なくなると
歯を支えている骨(歯槽骨)ももろくなります。

このように歯は体の健康と深く関わりがあります。
歯から体の健康を守っていきましょう。

そのためには定期検診、メンテナンスが大事になります。
笑顔で皆さまを待ちしております。

門田でした!