皆さま、こんにちは。
寒の戻りに、朝着ていく洋服選びに困っている宮本です。
いびきは治るのか、声帯との関係とは。
歯とは少し異なりますが、口の中のこととしてお話しします^^
いびきは、睡眠時に上気道(気管の入り口付近)が塞がれて空気の通りが悪くなり、呼吸の流れが阻害され、周囲の筋(主に口蓋筋)や組織(咽頭部)を揺らすことによって起こります。
声帯とは直接関係はありません。
従って、口呼吸であることが主で起こりますが、口呼吸と鼻呼吸が併用または交互である場合や、鼻呼吸のみでも起こり得るといえます。
いびきの原因は様々で、病的なものを含みます。
従って原因がわからなければ治しようがありませんが、治せる可能性はあります。
病的なものは、そちらの治療が先ですが、日常生活を改善することで治る可能性を考えてみましょう!!
まず、睡眠時の呼吸の改善をしてみましょう。
いびきをかくときは口呼吸、もしくは開口していることがほとんどです。鼻呼吸で眠れますか??
また風邪をひいたり、鼻づまりを起こさないように、普段から健康管理にも気をつけてみましょう。
寝るときのポジションも重要です。
顔を横向き(横臥位)にして寝たり、枕を低くしたりして、空気の通り道を確保してみましょう。
その他、アルコール摂取により舌根が沈下(奥に移動)していびきが起こることもあるので、過度の飲酒を避けましょう。
頸部の肥満や二重あごにより気道を圧迫している可能性があるので、ダイエットに努めたり、、、リンパマッサージを行うというのはいかがでしょうか?
日常で気をつけることができそうな、この辺りから始めてみるのはいかがでしょうか。
ただし、いびきは重篤な病気の前兆なのである可能性もあります。
最近では【睡眠時無呼吸症候群】なども話題になり注目されていますよね。専用のマウスピースもあるくらいです。
自分では気付かない場合がほとんどですので、あまりにひどいと家族などから指摘されたり、他の症状が見られるようなら、耳鼻科や呼吸器科を受診してみた方が良いかもしれません。
話は逸れますが、声帯と関連のあることで、しゃっくりについても少しお話します。
しゃっくりは横隔膜の痙攣と言われています。
横隔膜は胸と腹の境目にある組織で、牛でいうと焼肉屋で【ハラミ】と呼ばれる、とても美味しくて私も好きな部分です。笑
特有の『ヒック、ヒック』という音は、痙攣に連動して声帯が閉まることによります。
しゃっくりの原因は色々あるとされています。
直接的なものとしては、飲食物が挙げられるようです。
熱いもの、辛いもの、アルコールなどが胃に入ることで刺激になります。
また誤飲、誤嚥や、嚥下中の咳や爆笑などでも起こるとされています。
間接的には、内臓疾患や神経疾患が挙げられます。
あまり頻繁に起こるようなら、こういった病気の検査も必要になってきますね。
一般によく言われるように、しゃっくりが続くと死んでしまう、なんてことはないようです。笑
放っておげば大抵は止まりますよね。
主な止め方では、冷水または体温以上の温水を飲んだり、呼吸を止めたりなどが有効とされます。
もう一つ、声帯と関係のあるところでいうと【酒やけ】についてです。
医学的には【酒やけ】というものはないようです。
飲酒を繰り返していると、顔面の毛細血管が拡張し、いわゆる赤ら顔になったり、メラニンが沈着しやすくなり皮膚の色がくすんで荒れ、皮膚表面も凹凸ができやすくなります。
これらを総称して【酒やけ】と称するようです。
1人で静かに飲んでいるのならともかく、【酒やけ】で声が嗄れるような場合、通常は大人数で、大声で話したり、カラオケで歌ったりしながら賑やかにやっている時ではないでしょうか?
飲酒することと大声で話すことは、嚥下と呼吸に当たるので、咽頭部が酷使されることになり、誤嚥の可能性が高まります。
するとアルコールが咽頭・喉頭の粘膜を傷害する可能性があります。タバコも同様で、気管や咽頭・喉頭の粘膜に悪影響を与えてしまいます。
従ってアルコールの誤嚥、大声を出すことによる声帯の酷使などが重なり、声が嗄れる可能性があるといえます。
毎日のように多量の飲酒(というよりは宴会)や、喫煙を繰り返していれば、声帯の変形や萎縮・変性する可能性があるので、声も元に戻らなくなる可能性があります。
院長が作るお好み焼きがまた食べたい(笑)、宮本がお送りしました!