皆さまこんにちは!衛生士の廣部です!
涼しい風も吹き始め、そろそろ夏も終わりに近づいてきましたね。
季節の変わり目で、体調を崩すことのないようお気をつけください(^-^)
さて、今日のひろ豆は「歯の形態」についてです!
皆さんは毎日口の中を見ていて、自分の歯の形が他の人と違うかも、、と感じたことはありませんか??
胎生期に何らかの発生異常が起こると、歯の様々な部位に影響を与えることがあります。
最近、患者さまから歯の形態についてのご質問がありました!
なので、今回は比較的高頻度でみられる歯の形態異常について、以下6つに分けてお話ししていきます!
①中心結節
咬合面の中央部に出現する、円錐状や棒状の小突起のことをいいます。下の歯の前から5番目(第2小臼歯)に見られることが多いです。
②カラベリー結節
上の歯の前から6番目(第一大臼歯)にみられることがおおいです。舌側に出現する過剰結節のことです。
③矮小歯
通常の歯に比べて異常に小さい歯のことをいいます。上の歯の前から2番目(側切歯)にみられることが多いです。また、過剰歯といった本来よりも余分に生えている歯などは矮小歯になりやすいと言われています。
④盲孔
上の歯の前から2番目の歯(側切歯)に存在することがあります。歯茎側に向けて伸びている孔で、両側性であることも多いです。
⑤頬面溝
下の歯の前から6、7番にみられることがあります。(第1、2大臼歯)
歯は物を噛むために複雑な形をしていて、噛み合う面だけでなく側面にも細かい溝が存在しています。
★盲孔、頬面溝はともにムシ歯になりやすい為、プラスチックで溝を埋めるなどの予防を行うことが多いです。
⑥癒合歯
癒合歯は、本来1本ずつ生えて来る歯が2本くっついて生えてしまう歯を言い、乳歯に多くみられます。癒合歯自体には問題ありませんが、その後永久歯に生え変わる時2本のうち1本欠如することがあります。
以上となります!
形態異常自体には問題ないものが多いのですが、複雑な形態、溝によって汚れが溜まり、ムシ歯になりやすくなってしまいます!
一生懸命歯を磨いてもムシ歯になってしまう原因の一つでもありますので、少しでもお気づきのことがあればお痛み以外のことでもなんでも聞いてくださいね!
最近職場にも慣れて、心にもだいぶ余裕が出てきた(笑)廣部でした!