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わたくしにシカ出来ない歯科治療(笑)

皆さま、こんにちは。
今回は、わたくしが得意としている根の治療をご紹介します。

とにかく、本邦では再治療が多すぎる!!

加藤くんの豆知識に次いで、2度目の登場!
謙さんも、”ホケン治療と称した口腔破壊行為”に憤っております!!

文字が小さいのならルーペでカバー出来ますが、ホケンで使える銀歯の性能(前医のテク??)
が低いがための2次虫歯、ホケンの根の治療が上手くいっていないことによる再治療がホンマにマジで多すぎる!
わたくしの怒りは静かに、、
(笑)

特に問題となるのは、被せ物に自費の詰め物が入っていた場合です。。
前医に信頼を寄せて折角良い詰め物を入れたにも拘わらず、予後が悪いことがまま有ります。

今回ご紹介する患者さんには、実に立派な詰め物が入っておりました。
残念なことに神経は取られておりましたが、
土台もホケンの金属ではなく歯が割れないようにハイブリッド系の材料でした。
(神経をとると歯は”枯れ木”のようになり、脱離しないようにとの目的だけに深く彫り込む
土台の築造方法だと間違いなく将来根が割れます。)
根の治療自体はレントゲンを見る限り問題なさそうに見えますが、根の先に病巣が有りました。

ここで確定診断に活躍するのが彼らたち!

そうです!歯科用コーンビームCTですね。
当院のものは最新機種というだけではなく、おされにバックが7色に光るレインボー仕様(笑)

撮影中に皆さまが少しでも不安になられないようオプションで付けたのですが、
バックライトの変色に、だ~~~れも気がつかない(泣)
別にええもん!自己満足で!!(笑)

と、やや本題から逸れましたが、、

これを使うと病巣の原因が歯の破折なのか、根管の見落としか直ぐ解ります。
撮影後、患者さんが帰られたあともCT画像と格闘中(笑)

原因は根管の見落としと確定診断し、患者さんに詳細を説明、同意を得ていざ治療開始!

と、その前に見落としってなんですのん?前の歯医者があかんの??と思われた皆さま、、

人間の目には限界があり、この写真から小さい神経が入っている穴が3つ見えますでしょうか?

実は3つの管があるのです!!

(画面右側にも神経が入っている管があるのですが、誰でも肉眼で見えるので割愛してます。)

これらは拡大してこそ見える大きさですね。
これらを探すのに活躍するのはこちら!

やはり、歯科用顕微鏡が無いと細かい治療は難しいと思います。。

上の大きな写真のようにある程度大きく削ることが出来れば苦労しないのですが、今回の患者さんには
高額な詰め物が入っており、、外さないで治せたら最高やん!と担当衛生士の石垣チーフと意見をまとめ、
患者さんにプレゼンして貰いました。

同意を得て、詰め物の強度を落とさないための窩洞形成、、

ちっちゃく穴を開けさせてもらい、顕微鏡で拡大。
CT画像である程度予想していた場所を探ると、、

はい!もう一本、未処置の根管がありますた~~(笑)

ここまで来れば、後は誰でも(でもないか、、、)出来る根の治療になります。
今回紹介したCTや顕微鏡等の機材導入に掛かった金額で、こちらが余裕で買えますね(爆)

もっとも、わたくしを歯科医に仕込むために(笑)両親が投資した金額等を合算すると、、
親孝行なわたくしは(笑)大学こそ国立の東京医科歯科大学ですが、中学・高校は私立、、
更に小学校4年生から塾通い、、
これくらい買えますね。

はい、何時もどおり解りにくい金額サンプルでごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい(笑)

大きな(高額な)詰め物が入っていてもそれらを全て外さす、且つ、患者さんの歯を殆ど削らないで
再治療して完治出来るって、極めて”素敵なことだと”わたくしたちチーム全員確信しております。
普通のホケン歯科医なら、良くて根を一本だけ取る抜根か、最悪抜歯!の運命を助けられたんだし~~~

因みに、上記治療に要した時間は2回の来院で各20分弱。
費用も20万円弱(開けた穴をふさぐセラミックブロック込みで)。
これを安いと思いかどうかは、皆さま次第(笑)

院長の金村でした!

因みに、アイキャッチ画像の患者さん役はわたくしです(笑)
パンキーカラ―がとっても似合うパンキー宮本くんに、メインテナンスして貰ってるの図(爆)
宮もっちゃん、綺麗にしてくれてあんがとね!!