皆様こんにちは、ハルデンタルオフィス、歯科衛生士の江口です。
先日久しぶりにクリーニングをした患者様に、「すっきりした〜っ!歯が綺麗になると気持ちいいですけど、昔の人って歯磨きとかどうしてたんですかね??」と、ご質問いただきましたので今回は「歯ブラシの歴史について」お話したいと思います(^^)
で!す!が!調べてみると、人類はホモ・サピエンスの時から歯痛に悩んでいたようです。。
さすがにそこから話を始めるのは気が遠くなるので、日本の歯磨きに限定してお話します。笑
歯磨きが日本に伝わったのは仏教の伝来の時(6世紀の中頃)だそうです。
初めは僧侶の間で習慣となり、公家、庶民と広がっていきました。
初めの頃は僧侶や公家など上流階級の人が身を清める仏教の儀式として歯を磨いていたそうです。
その頃は「歯木」といって柳の小枝の一端を噛んで房状にしたもので歯を磨いていました。
その後江戸時代になると猿屋という楊枝屋さんが房楊枝(ふさようじ)を作ったそうです。
房楊枝は木の幹を割って小枝にし一端を煮て木槌でたたき房状に加工した物で、より口の中に合う形になりました。
そして商人が京都や大阪や江戸で売り始め、やっと庶民にも広がったのです。この房楊枝が今の歯ブラシの元祖になります。
この房楊枝はさまざまな大きさがあり、舌を磨く部分もあったようです。
歯磨きが日本に伝わってから庶民に広がるまで約1000年という時間がかかったんですね。
しかし、庶民に歯磨きが広まったとはいえ、現代と同じように虫歯になってしまう人はいました。
ではどのように治療していたのでしょうか?
答えは…「神頼み」です。江戸時代、治療を受けたり薬が買えるのは裕福な人だけでした。ですので庶民の人たちは虫歯になると神に祈ることしか出来なかったようです。
東京、大阪、京都の古い城下町には今でもそのお地蔵さんが残っています。
ひどい虫歯の場合は、麻酔がなかったのでそのまま抜いていたそうです。
現代に産まれて本当によかったです。。
そして明治5年、日本で初めて「歯ブラシ」が発売されました。当初歯ブラシは歯楊枝と呼ばれていたそうです。
今のような歯ブラシという名がついた商品が登場したのは大正2年、「萬歳歯刷子」(ばんざいはぶらし)が最初です。
その後歯ブラシはさまざまなヘッドの大きさや柄の形、毛の材質や、毛先の形状など進化をとげて今の歯ブラシとなりました。
みなさんが今なにげなく使っている歯ブラシは実は歴史が深いのですね。
実は私歴史が好きなので(好きなだけで得意ではありません。笑)たまにはこんな感じの豆知識を調べてブログにしようと思います(^^)
江口がお送りしました‼
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親切で痛くない治療を目指しています!
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