みなさんこんにちは!
チーフ歯科衛生士の石垣です。
最近スゴーク暑いですね…
梅雨もまだだというのにもう夏な気分です(´;ω;`)
こうも暑いとのどが渇いて渇いて…
作る麦茶はすぐなくなり、お腹チャポチャポになります(笑)
ってことで、今回は乾燥!!
【口腔乾燥】です。
みなさんは、ふとしたときに口腔内の唾液が不足し、お口の内が乾燥しているように感じることはありませんか?
唾液が減少し、お口が乾燥する症状をドライマウスといいます!!
健康な成人の場合、唾液は1日に平均1.5リットルほど分泌されます。
意外にもこんなにいっぱい出ているんですよ!!
ドライマウスは唾液が減少し、口腔内が乾燥した状態です。
「口腔乾燥症」とも呼ばれており、女性に多く現れる症状です。
唾液の分泌は口腔内の健康維持に大きく関わっています。
「口の中が乾いているだけ」と考える方も多いのですが、実はドライマウスは色々なトラブルを引き起こすのです!!!
【虫歯・歯周病の原因になる】
唾液には、口腔内の汚れを洗い流して衛生を保つ作用があります。
ドライマウスになると口腔内の衛生が維持できなくなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
【食事が困難になる】
唾液には、舌のうえにある味蕾(みらい)と呼ばれる味を感じる組織に味物質を届ける役割があります。
甘いのは舌の先、苦いのは奥、酸っぱいのは横。
とか言う話をしたことはありませんか??
その味を感じるのが味蕾です!!
そのため、唾液が少なくなると食べ物の味がわからなくなり、味覚障害になってしまうのです。
また、唾液は食べ物を奥へ運ぶ役割もあるので、減少することによってものを飲み込みにくくなります。
これを嚥下障害といいます。
嚥下障害が続くと食事が満足に摂れなくなり、栄養バランスが崩れ体重減少にもつながります。
特に高齢者の場合は、飲み込む力が低下することで、飲み込んだものが食道ではなく気管に入ってしまい、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まります。
【口臭が悪化する】
気にされる方も多いのではないでしょうか?
唾液には口の中を洗浄する自浄作用という効果があります。
唾液が減ってしまうとその自浄作用が働かなくなるため、口腔内に汚れが溜まりやすくなり、口臭が悪化してしまいます。
『ただ、お口の中が乾いている』がこんなにも体に影響を及ぼすんです!!!
次回は口腔乾燥の原因と対策についてお話しますね☆
ちょっと今回は、真面目トーンな豆知識にしてみました(笑)
石垣でした!!(・ω<)☆