みなさまこんにちは、
歯科衛生士の阿部です^_^
今週は、院内勉強会がありました。
テーマは「インプラントのメンテナンスについて」でした。
インプラントのメンテナンスについてこちらでも書かせて頂きます^_^
まず、インプラントをする前に考えなければならないのが、歯周病です。
歯周病菌が他の歯に残っているままだと、インプラントをしたところの炎症発生率がかなり低くなります。
インプラント埋入前も後も、しっかりケアをして歯周病対策が大切です。
インプラントの炎症は、2種類あります。
- インプラント周囲粘膜炎・・・インプラントの周りの歯茎が炎症を起こしてしまう症状です。出血しやすくなります。天然歯の場合には歯肉炎と呼ばれます。
- インプラント周囲炎・・・炎症が骨の方まで進み、膿が出たり、ぐらついたりします。
インプラントは天然歯に比べて歯周ポケットが深いため、通常の歯茎よりも進行が早くなってしまいます。そのためインプラントに替えても、日頃の歯周ケアが欠かせません。
また、インプラントは天然歯と違い、歯根膜(歯を支えているクッションのようなもの)がないので、咬み合わせをこまめにチェックしなければなりません。
咬み合わせは常に一定のものではないからです。
治療終了後そのまま放置してしまうと、インプラントに過負担がかかり、補綴物が破折したり、歯周病が急に進んだりすることがあります。
定期的な咬み合わせのチェックや、レントゲンによる診査が重要になります。
また、普段のブラッシングでは落としきれない汚れを歯科医師や歯科衛生士によるケアでフォローしていくことや、自宅でのケアが正しく行えるように、ブラッシング指導を受けることも必要になります。
お家でのケアは、歯ブラシの他に、補助用具は必須になります。
ワンタフトブラシ、フロス、歯間ブラシを使い分けましょう。
歯間ブラシには、大きく分けて2つの種類があります。まっすぐのものとL時型に曲がっているものです。奥歯の操作を優先したいので、L時型のものをお勧めします。まっすぐのものは、奥歯に入れる時にワイヤーが曲がってしまい、使いにくいです。
定期メンテナンスのセルフケアは、どちらを怠ってもいけないものです。
せっかく入れたインプラント、一生ものにする為にも、一緒に頑張りましょう^_^
阿部でした!!!