印象材とは?!

皆様こんにちは、
歯科衛生士の宮本です。

今年の梅雨は梅雨らしく、よく雨が降る印象です。

さて、今回は院内にある治療に使用する物の中で、虫歯治療の後歯を作る際、歯型をとる時に使う材料について、紹介したいと思います!

まず、型取りのことを私達は【印象】と呼んでいて、その時に使う物が【印象材】です。
いくつか種類があります。

・アルジネート印象材

歯科では最も一般的な、型を取る時の粘土のようなもの、と認識されてる方が多いアレです!

主成分はアルギン酸ナトリウム。比較的安価で、操作も簡便とされています。
歯科では現在もっともよく使用されている印象材。

主に粉末状で、水を加えて練和し、型取りに使用します。
練和直後はクリーム状であり、数分後にゲル化する。クリーム状であることから凹凸を精密に再現することができます。

患者様のお口から外した後、空気中に放置すると乾燥・脱水による収縮のため変形し、水中に放置すると膨張のため変形することから、型取りの後に、速やかに石膏を注入しなければ精度が低下すると言われています。

・寒天印象材

天草などから抽出されて作られる寒天が原料の印象材。
細部の再現性に優れている。
前述のアルジネート印象材と併用することが多く、当院でもたまにこの方法をとっています。

・シリコンラバー印象材

シリコンゴムが原料の印象材。
シリコンは寸法精度や安定性に非常に優れているため、精密な型取りを行う際には材料的にとても有利とされています。
しかし、シリコンラバー印象材は非常に高価で、主に自費の補綴物を製作する際に限って使用されていることが一般的です。

当院でも、主にインプラント手術をされた方の被せ物を製作する際に使用しています。

・パラフィンワックス

主成分はパラフィン。
そこに蜜蝋やカルナウバ、ダンマルと呼ばれるものなどを配合して作られたワックス。
ピンク色の薄い板の形に成形されています。
パラフィンワックスは咬み合わせの位置の確認として、印象材として使われます。

また、入れ歯を作る際の咬む位置を定めるために使われたり、用途は様々です。

そして、アルジネート印象材を練る作業を簡単に行ってくれるのが、この【らくねる】という器械です。(練るのが楽チン!ということなのかな…と思っています)

自動練和器と呼ばれます。
印象材と水を専用のカップに入れて、スイッチをオン!するだけで、常に一定の硬さで、ムラなく混ぜてくれるのがこの器械です。

手で練ることも出来るのですが、時間がかかってしまうと、印象材が固まり上手く型取り作業が行えなかったり…
練った時にムラが出来、気泡が入ることで、正確な型取りの妨げとなることもあります。

なので、この【らくねる】にはとても助けられています^^

ここまで色々話してきましたが、現在当院では、自由診療のセラミックを選択された場合、当ブログにも何度も登場している【セレック】という機械で、型取りを行います。

患者様の歯をカメラでスキャンして、合成することで従来の型取りに当たる作業が終わります。
作業時間も短く済ませることが可能です!

型取りの際に気持ち悪くなってしまう方や、どうもあのガムみたいな、粘土みたいなあの印象材苦手だな…

という方への負担はかなり軽減されます。
実際患者様からも、多数喜びの声をいただいています。

宮本でした!