みなさんこんにちは!!
歯科衛生士の石垣です!!
もう9月ですね。今年も残すところあと4ヶ月となりました!
そして、石垣の産休までも1ヶ月を切りました。
私に会いに来たい方は9月中にご来院くださいな笑
さて、先月に引き続き歯周病と全身疾患です。今回は歯周病と誤嚥性肺炎です。
そもそも誤嚥性肺炎ってなぁに??
本来気管に入ってはいけない物が気管に入り(誤嚥)、そのために生じた肺炎。
老化や脳血管障害の後遺症などによって、飲み込む機能(嚥下機能)や咳をする力が弱くなると、口腔内の細菌、食べかす、逆流した胃液などが誤って気管に入りやすくなります。
その結果、発症するのが誤嚥性肺炎です。
成人の多くの人がかかっていると言われるのが歯周病です。特に75 歳以上の高齢者では、罹患率が増加傾向にあります。
現在肺炎は日本の死亡原因の上位となっており、肺炎で亡くなる方の多くは 75 歳以上の高齢者です。その一因となって いる肺炎に『誤嚥性肺炎』があります。
★誤嚥性肺炎のリスク因子★
①口腔・咽頭部の微生物(菌)増加
- 自浄作用の低下(唾液分泌減少)●口腔のケア不足⇒歯周病
②口腔機能の低下
- 脳血管障害の後遺症による反射の低下●舌がん手術後等の咀嚼嚥下機能の低下
③感染防御能(免疫力)の低下
- 高齢(加齢) ・糖尿病 ・低栄養 など
おわかりでしょうか!!ほぼ口腔内が原因なんです!!!!
っということは!!お口の中をきれいにしていれば、ある程度は避けられるものでもあるのです。
誤嚥性肺炎を起こしてしまう細菌の多くは、嫌気性菌(酸素のないところで発育する菌)です。
歯周病原細菌は、酸素の少ない歯肉の中で増える嫌気性菌です。
歯周病原性細菌グラム陰性嫌気性細菌:60%嫌気性口腔内グラム陽性球菌:39%好気性口腔内グラム陽性球菌:10%好気性グラム陰性桿菌群:22%嫌気性グラム陽性桿菌:16%その他:15%と、誤嚥性肺炎から見つかる細菌は、歯周病原性細菌を中心とした口腔細菌とのことです!!!
また、誤嚥性肺炎は高齢の方がかかるものと思われがちですが、
昨今では20代からの若者の発症率が上がっているそうです。
原因としては、泥酔した状態でそのまま寝てしまう、よく噛まずに早食いをする、といった習慣に関わるもののほか、口内炎や歯周病、虫歯、扁桃炎、咽頭炎など、口やのど、食道などの疾患や障害が原因となっているケースもあります。
お口の中に強い炎症が起きると食べ物が飲み込みづらくなり、誤嚥のリスクが生じてしまうためです。
またさらには、ストレスなどの心理的な要因が関連している可能性もありますので、若いから大丈夫!と油断せずに日々予防を心がけることが大切です。
あー美味しそう。。美味しく食べて、美味しく飲んで、お口はきれいにしましょうね★
以上!!
イヤイヤ期真っ只中の娘の歯磨きに手を焼く石垣でした!!
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
親切で痛くない治療を目指しています!
三越前駅小伝馬町歯科 ハルデンタルオフィス
三越前駅、小伝馬町駅、新日本橋駅からアクセスしやすい歯医者
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■