皆さま、こんにちは!
院長の金村です。
最近、不思議と医療関係のかたが新患として沢山いらっしゃいます。
先日は、私が大学院のころ嘱託医として3年間働いていた、某国立病院に勤める
可愛らしい看護師さんが来院されました。
年齢を見ると、私が某病院で働いていた頃、、彼女はなんと、、、2歳!
時が経つのは本当に早いですね。僕の頭に白髪が目立つのも納得。
残り少ない歯科人生、毎日を大切にしようと心から思う今日この頃。
このかたは当院のブログも良く読んで下さっていたようで、有り難い限りです。
また、”歯医者のあるある”ですが、ご自身が勤めてらっしゃる病院に歯科があっても、そこには行かない(勿論、口の中を知人に見られたくないこともありますが)かたが多いこと。
上記病院の前歯科部長も現部長もわたくしの恩師!
特に前部長は電子顕微鏡の大家で、わたくしが大学院時代に最もお世話になった先生です。卒業後も公私に渡りお世話になりっぱなしで、足を向けて寝ることは許されません(笑)
特に、当院では歯科衛生士さんや歯科助手さんの受診が、他院に比べてもダントツで多いように感じます。(木曜日にいらっしゃる新患でお若いかたは、まず99%歯科医療従事者)
理由をお伺いすると、、
これもあるあるなのですが勤務先の院長の腕が信用出来ない(泣)、器具の消毒に不安がある、、など。悲しいですがこれも現実、、、
さて、今回も2次虫歯の続きです。
この方は、3ヶ月に一回かかりつけ医で検診とクリーニングを受けてらっしゃいました。
違和感を訴えても”レントゲンでも問題ないので、様子を見ましょう”と言われ続けて6か月、、
最近、このパターン、、大杉。
確かにレントゲンが確定診にはなるのですが、まず基本はやはり視診。
レントゲンは、3次元を2次元にして診ているという最大の欠点が有ります。
神の眼を持つ(笑)わたくし、見た瞬間に、、あらら可哀想、、、
この写真を見て2次虫歯を判定出来たあなた!
是非、当院で働いてみませんか(再)!!
適合も非常に良く綺麗な外形線で、相手の歯と当たるところにマージン(歯と金属の境目)が設計されていないことを考えても、なかなかの腕の持ち主が施術した模様。
ですが、、
保険の銀歯の限界、それは溶かした金属を型に流し込んで作る過程で、必ずエラーが起きてしまうことです。
溶かした物質を冷やして固めると、必ず縮みます。
(それを補償するために、石膏の吸水膨張等も計算に入れているのですが、、
詳しいお話は次回に)
簡単に申し上げると、我々歯医者が切削して、”ここまでカバーしたい!”と思うところにまで(ミクロン単位で見ると)金属がきっちり届いてくれないのです(泣)
このかたの場合、写真下の部分と右上部分にアンダー(金属が本来の設計線まで届いていない)が
有ったため、、残念ながらこの通り、、、
更にブログで何度かご説明している、保険診療で使用する(出来る)接着剤は、唾液に非常に溶けやすいのですが、右下の部分は全く残っておりませんでした。
(真ん中には結構残っていたので、本当にラッキーでした)
右上と、ほぼ全周50ミクロン幅で接着剤が溶けだした跡が、、
慎重に前医が置いた材料とむし歯だけを除去していくと、、
ブログを熟読して下さっているかたにはお馴染みの(笑)、う蝕検知液で染めるとこの有り様、、、
やばっ、右上のむし歯が、、ふかいい、、、
で、こちら!
綺麗にむし歯も取れました。
このかたは、このあとオールセラミックにて修復、約12万円ほど頂戴します。
この金額を安いと思われるかは、あなた次第(再)
また、例によって時間に注目!
今回は、写真や顕微鏡を駆使しながら治療しても、6分で終わることが出来ました。
スタッフ全員が朝早くから事前準備を完璧にしてくれ、予定と違う処置になったとしても臨機応変に対処、
わたくしが最高のパフォーマンスを演出出来るよう本当に頑張ってくれています。
そのおかげで、神の手を持つわたくし、正にターミネターのごとく
正確にむし歯だけを取り除きーの、
また、神経の再治療でも長期予後が良好になるべく、
健康な根管壁を最大限残しーの、が
極めて短時間で正確に出来る訳です。
みんな、本当にあんがとね!!
次回は、虫歯を除去したあと、どのように拘りを持って表面を処理・コーティング
しているかについてご説明しますね!
院長でした!!
余談ですが、、、
チーフ、早く帰って来て下さい!!!