皆さまこんにちは。歯科衛生士の大澤です。
ハルデンタルオフィスにお勤めして、もう1年半になります。何度か拝見してお顔馴染みになり、覚えてくださっている方も増えてきて、メンテナンスなどでお話しが出来るのをとても楽しみにしております!どうぞお気軽にお声掛けください。
さて、今回は当院でも良く行なっております
「セラミック治療についてのお話し」をお伝えしていきます。
皆さまも、歯のお痛みがあって来院されたり、
定期的なメインテナンス時やレントゲン撮影時に、虫歯が見つかる事があると思います。
経過観察で済めば良いのですが、進行してしまい治療に進まれる方もいらっしゃると思います。
その際に、保険適応範囲での治療と、セラミックなどの自費治療のいずれかを選択をされると思うのですが、どのように決めておられますでしょうか??
「自費治療が良いのは分かるけど。。」と保険治療を選択される事もあるかとは思いますが、まずは詰め物の素材の違いについてご説明させてください。
保険適応の治療は「健康機能の回復」を目的としており、コンポジットレジンというプラスチックの治療や、金属での治療となります。
それらはコスト面の負担が少なく機能の回復をする、が最大のメリットなのですが、審美性がなく、素材の精度や耐久性が大きく違ってくるというデメリットもあります。
例えばコンポジットレジンは、前歯の小さな虫歯治療などに用いられていまして、当日すぐに治療できること、仕上がり直後は目立たず仕上がりにご満足いただける治療である事が特徴です。
ただ、レジンは数年で経年劣化してきてしまい、変色したり、詰め物と歯の隙間から2次虫歯が起こりやすいです。また耐久性に問題があり、詰めた一部が欠けてしまうという事も起きます。
保険の金属治療は、銀、銅、パラジウムなどの合金による金属で、耐久性は約5〜7年程とも言われております。
印象材と寒天材などの材料で歯の型取りをして模型を作り、技工士さんが設計して、合金を溶かして鋳造してつくります。そのため、どんなに精度を保とうとしても、仕上がりは金属とご自身の歯の間に隙間ができてしまうものになります。
また、使っているうちに、噛み合わせなどで金属はほぼすり減らないのに、ご自身の歯がすり減ってしまい、歯と金属の詰め物の間に段差や隙間が生じて、再度の細菌感染の原因ともなってしまいます。
お痛みがないまま、金属の下で再感染して2次虫歯が出来てしまった経験がある方もおられるのではないでしょうか??
しっかりメインテナンスをしていても、2次虫歯は金属の下で起きるため、ある程度大きくならないと分かりづらく、見つけにくいので定期的にレントゲン撮影もさせていただいております。
金属の下ではこっそりこのように虫歯が進行しております。。。。
当院のセラミック治療は、前回の石垣チーフのブログにあったように、高性能カメラで型取りをして、院長先生が設計をして、セレックでブロックを削り出しをして製作するため、ご自分の歯に適合性が良く、当日や翌日にセットする事ができるのが最大の特徴です!
もちろん、生活をしている上で金銭的な事はとても大事ですので、保険治療を選択されることもあるかと思いますが、いま一度 セラミック治療の利点をしっかりご検討いただけるきっかけになれたらと思います!
次回以降はセラミック治療をさらに深堀りしてもらいたいと思います。続く⭐