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虫歯を見落とされ続けると、かなり悲惨です、、(泣)

みなさま、こんにちは!
院長の金村です。

最近、2次虫歯についてつらつらと書いておりますが、はじめての虫歯ってどんな感じ?と思われた皆さま、お待たせしました(笑)

このかたは、幼少のころからかかりつけ医に通っていたにもかかわらず(定期的にクリーニングも受けられていたそうですが)、虫歯になってしまった非常に可哀想なひとで、当院に通院中のご親戚のかたからの紹介でいらっしゃいました。
術前

両隣との間が少し黒く、小さな穴が開いていますね。
かかりつけ医では、虫歯を予防するために上から一生懸命フッ素も塗って下さっていたようですが、、エナメル質を超えてしまった虫歯には余り効果はございません。
少し開けると、

がーん(泣)
さらにお話をお伺いすると、幼少の頃この歯にシーラント治療を(虫歯になりやすい深い溝を樹脂で埋める治療)受けられたそうです。
初期虫歯を残したまま封鎖してしまったため虫歯が中で広がってしまい。。

更に虫歯を除去していくと、、


結構深いですね~~

ややシミル程度で中はこんな状態です。(赤い部分が、何度かブログで紹介している虫歯だけを染める液で染めたところです。染色された部分のみを取ることで、確実に虫歯を取り残すことなく治療が可能です。)

全ての虫歯を取ったところがこの写真!

このあと、現在販売されているコーティング材の中で接着力も強力且つ歯の神経にも一番優しいもので築造、型を取らせていただきました。
その後、約25年以上お付き合いのある大阪のテクニシャン(大阪デンタルスタジオ社の石川さんに製作してもらったe-maxを、これまた最高性能を誇る接着材で合着した写真がこちら!

術前はこちら!

石川さんとは、わたくしが大学院のときに勤めていた外勤先の技工物を作成していたことがご縁でお世話になり始めました。

これら技工物は、わたくしが渡した模型をテクニシャン側でデジタルスキャニングし、CAD/CAMでe-maxのブロックを削りだし作成、その後、焼成して完成させます。
完成した詰め物と歯の隙間が10μm以下のものしか認めない私、昔からテクニシャンさんたちには嫌がられていたに違いありません。
でも、それらは全て患者さんのためであることを深く理解してくれた石川さんと、二人三脚でこれまで来ました。
あまり大きな声では言えませんが、歯医者の技術もそうですが技工物の完成度もテクニシャンによって全く違います。。
常に完璧を目指しております!
金村でした!