皆さまこんにちは!
院長の金村です。
GW後半はあいにくの天気が続くようで残念ですが、
わたくしは先日来受講してきたセミナーをまとめて、スタッフ全員と知識、
技術を共有するための資料作りに励んでおります(笑)。
太っ腹依田先生が撮影を許可して下さったスライドの枚数、50枚以上(笑)
一枚目は、インプラント体と上部構造の結合様式の違いが、長期予後にどのような影響を与えるかを解りやすく説明したものです。
各社各様のインプラントに(咬み合わせに見立てた)応力を掛けて3次元的にどの様に結合が破壊されていくかを動画で見せて頂けました。
依田先生には、東京医科歯科大学歯学部6年生の時に約1週間、病棟実習で世話になったのですが、先日のセミナーは25年ぶりの再会!
当時から真面目だった(笑)わたくしのことを覚えて下さっていたのも感動でしたが、約4半世紀以上、第一線でインプラント治療を続けておられる大先生のお話はやはり貴重でした。
先日のブログで、開業医の先生のスライドはやや古いデータのものが多いと書きましたが、依田先生は一味違います!
最新のデータとご自身の実験結果や実験データを詳細に且つ科学的に分析、考察も流石、歯学博士と思えるものでした。
スマホでこの画面を見ると、スライドの文字が見づらいとのスタッフの声を受け(笑)、
とっても見易いスライドはこちら!
あれ?見づらい(泣)
スマホで見てらっしゃるかたのために、わたくしが纏めますと、
1)インプラント体に乗せる上部構造は、なるべく長く、機械的な嵌合力(ねじ込み力)を発揮できる構造形態が必須(当院で採用しているノーベルバイオケア社のパラレルタイプがこれです。)
2)インプラント体の材質は、純チタン以外は絶対に、だーめ!
(世に出回っている”お安いインプラント”は、チタン合金が殆どです。なぜ純チタンのインプラントが高価なのか、、それは金属加工が極めて難しいからです。
混ぜ物をすることで加工は非常に楽になるのですが、純チタン以外、生体は受け付けてくれません。。)
当院は、これも当然クリア(笑)
3)実際に見える部分の構造は、セラミックかジルコニア以外、だーめー(再)。
これにはやや異論がお有りな先生がいらっしゃると思いますが、チタン体の上に異種金属を載せると、、ガラバニー現象が起きるのでこれもテッパン。
4)実際に見える構造体は、スクリュー固定でないと、絶対だーめー(3度目)笑。
上のスライドでお示しした通り、上部構造はネジ止めでないと歯ぐきの中に接着剤が入り込み、必ず炎症を起こします。
(完全にセメントを取りきったとしても、必ず20μm前後の所謂セメントラインが出てしまします。”なんちゃってスクリュー固定”のインプラント、巷に沢山有ります。。)
当院でインプラント治療を採用するに当り、チーフの石垣くんや外科担当の加藤くんとも色々なセミナーに参加し、最高・最良を目指して現在に至ります。
当院のチーム全員、自分が治療を受ける場合、どんな手技・システムで施術して貰いたいかを常に意識して取捨選択しながら毎日の診療にあたっております。
ご自身の健康増進に拘りのある方、ご来院をお待ちしております!
院長の金村でした!!