皆さま、こんにちは!
院長の金村です!!
わたくしを信頼して通院して下さる皆さまだけに提供出来る、2度と治療しなくて済むための、
小生が拘って実践している治療内容をご紹介します。
まずは、在籍していた医局で現在進行形の研究を紹介しているHPのご紹介!
http://www.tmd.ac.jp/grad/ope/research/research.html#14
これらは全て、大槻助教授の力作でございます。
当院を卒業(いずれ戻って来てくれると信じておりますが(笑))した指宿先生の功績でもあるエナメル質初期むし歯への有効な臨床対応や、現在、尽力して下さっている柿内先生のエナメル質への接着(マイクロシェアでの評価)等、これからの歯科界を牽引しつつ、2歩も3歩も進んだ最先端の研究が紹介されております。
実は先日、大学院時代の後進で広島大学歯学部出身の荒川先生が当院に遊びに来てくれました。
約20年ぶりに再会し、途中寄ったなじみのお店でパチリ!
背景は、勿論、東京医科歯科大学歯学部!
遅い時間にも拘わらず、医局の電気が煌々と付いていたため、現在、千葉の衛生士学校で講師として大活躍されている荒ちゃんとお土産を購入後、突撃表敬訪問(笑)。
実はこの時間帯、大学発行のIDカードをかざさないと絶対に開かないはずの入り口も、
余裕でパス(笑)。
(ここで誤解があるといけませんので、詳細を。警備員さんと仲が良いだけでした。)
終電ギリギリまで実験を行い、データ取りをしていた数人の大学院生と、
ゆっくり有意義な時間を過ごすことが出来ました。
何時もながらかなり長い前置き、、さて、
本題です!
なぜ一度治したはずの歯が、一生懸命磨いているにも拘わらずまたむし歯になるの??
との素朴で、且つ、わたくしも幼少の頃に感じた疑問へのお答えです。
異論・反論も多いことを承知で書きますが、削れない(使い回しをしている)スチールバーで
むし歯を削っているから、取り残しが出来てしまうことが極めて多いと感じます。
所謂、我々がエンジンと呼んでいる低速回転で用いるバー(キュイーンと言わないほうです)は、
一部のものを除き全て鉄で出来ております。
(エナメル質を削る際は、タングステンやダイヤモンドバーを使用します。)
エンジン用のバーは非常に錆びやすく刃も柔らかいので、一度切削するだけでブレードの
ほとんどはナメテしまいますし、何より、切れ味に持続性がございません。
(当院では、交互感染を防ぐためにもエンジンバーもディスポで対応しております。)
小生のブログにて毎度お馴染みのう蝕検知液を使うことによって、ある程度EBMに基づいた治療は可能ですが、極めて神経に近い場合、やはり手指の感覚に頼ることが多分にあります。
その時に、同じ切れ味の刃物を使わないと、やはり予後に大きな差が生まれてしまいます。
むし歯をどこまで取れば良いのかのグローバルスタンダードを確立された佐野英彦先生は、
現在、北海道大学保存科で教授をされております。
先日アップしたこの写真を撮る前日に、
一晩語り明かしました(笑)
続きはまたの機会に!!
院長でした。