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ちょっとした癖でも、歯に影響が出る可能性があります!

皆様こんにちは、
受付の鎗野目です。
今回は、歯に影響のある日常の癖についてお話し致します(^o^)

 

・頬杖

片方の顎関節にだけ力が加わるので、歯並びが内側に移動し噛み合わせが悪くなったり、顔のゆがみの原因になったりします。

また、顎関節に負担がかかるため顎関節症の原因になったりします。
顎関節症は口を開けたり閉じたりするときに関節から音がなったり、口が開けづらくなる疾患ですが、症状がひどくなると痛みが生じたり、口をほとんど開けることができなくなったりすることがあります。

 

・お子様の指しゃぶり

あまり続いていると、噛み合わせに問題が出てくる場合があります。
奥歯は噛み合っていても前歯だけが噛み合わない開咬(かいこう)、上の前歯が前に出てしまう上顎前突(じょうがくぜんとつ)、下の前歯が奥に倒れてしまい歯並びがでこぼこになってしまう叢生(そうせい)というものが挙げられます。

生後12ヶ月までは生理的な現象なので無理にやめさせる必要はありません。
成長とともに様々な遊びを覚えたり社会性を身につけていく中で自然と現象していきますが、3歳を過ぎた頃になっても続いている場合は小児科医や歯科医への相談が必要になってきます。

おしゃぶりも同様の影響があり、言葉を覚え始める1歳頃から遅くても2歳半までにはやめさせる必要があります。

・口呼吸

口で息をすることにより、口の中が乾きやすくなることからプラークが溜まりやすくなります。また、唾液による自浄作用がなくなることから、歯周病菌の増殖にもつながります。

鼻呼吸では吸い込んだ空気の加湿や温め、細菌や異物の捕獲などを行えますが、口呼吸はそれができないため、感染症リスクや肺にかかる負担が大きくなります。

他にも、歯並びが悪く原因にもなりますし、前頭葉の活動が休まらず疲労状態になりやすくなり、それにより注意力や学習能力、仕事の効率の低下にもつながります。

 

・歯ぎしり及び食いしばり

無自覚でも歯ぎしりや食いしばりを就寝中にしている場合があります。
起床時に口が開けにくかったり、顎が疲れている感じがあったりする方は、そういった癖があるかもしれません。
歯ぎしりや食いしばりをしていると、歯がすり減ったり欠けたりする原因になります。

歯の根の部分やその周りの骨に強い力が加わることにより負担がかかり、骨を部分的に吸収させてしまうこともあります。

就寝中は無自覚で止めることができないので、ご家族に指摘されたりご自分で歯ぎしりや食いしばりをしているかも?と思われる方はマウスピースを作ることをお勧めします。
自費のものですと、歯の半分ほどを覆う設計で異物感が少なくて済むかもしれません。

以上、鎗野目でした!