皆様こんにちは!
受付の鎗野目です。今回もメンテナンスについてお話し致します!
治療を終えた方に1ヶ月~3ヶ月の間隔でメンテナンス及びクリーニングをお勧めしており、内容としては日々のブラッシングチェック、プラークが付いていないか、歯周ポケットから出血がないかなどの確認をしております。
メインテナンスに関しては、保険診療と自由診療の2通りを行なっております。
先日いらした患者様から、自由診療と保険診療では何が違うのかとご質問がありましたので改めてご説明致しますと、保険では歯周病の治療を目的としているため、手順や行える処置が決まっています。
具体的には
1.歯周病検査
まずプローブという道具で歯周ポケットの深さを測ります。この検査を行うことにより、軽度であれ重度であれ歯周病という病名がつきます。病名がついて初めて歯石とりを行うことができるので、検査と歯石とりはセットとなります。
2.スケーリング
スケーラーと呼ばれる水が出る機械で歯石をとります。この時取る歯石は縁上歯石といい、見えている部分の歯石となります。
3.再検査縁上歯石を取って歯周ポケットの状態がどの程度改善されたかの確認を行います。改善が見られなければその部分に、キュレットという道具を使って歯茎の中についた歯石(縁下歯石)を取っていき、終わったら再検査という流れで行なっています。ルールに則った、治療という目的で行います。
自由診療のメンテナンスでは、歯周病治療も虫歯治療も終えた方に、そのより良い状態を保っていくことを目的としてお勧めしています。当院で治療をされてない方でも、お口の中の状態がある程度良い方であればお勧めしますし、逆に自由診療を目的でいらした方でも歯石が多く付いている方ですと保険適用の方をお勧めすることがあります。
内容としては歯石除去や歯面清掃に加え、
・トリートメントペーストの塗布
・リップエステ
・歯肉マッサージ
・エアーフロー(たばこのヤニや着色汚れの除去)
などの中からお好きなものをお選び頂けます。
また、既にご説明させていただいた方もいらっしゃるのですが、4月から施術の前に歯周病原菌の検査も行うことになりました。
お口の中の最近の種類は350ほどととても多いのですが、歯周病の原因となる菌は
・P.ジンジバリス
・T.デンティコーラ
・T.フォーサイス
が代表的なもので、これらの菌の有無や程度を、バナペリオという検査キットで調べます。(バナペリオの詳しい内容は先日の阿部さんの豆知識に記載されています(^o^))
歯周病原菌がいるかいないか、たくさんいるかそうでないかの確認を行った上でのクリーニングとなります。
この為、金額が税抜きで
30分→9000円
45分→13000円
60分→18000円
に変わります。(通院中の方のうち現時点でご予約済みの方は、従来の金額で行い、次回以降の適用となります。)
また、この検査のみで受けていただくこともでき、その場合は3240円となっております。
歯周病は全身に影響を及ぼす上、重度になるまで自覚症状のないうちに進む恐ろしい病気です。そうなる前に皆様もお試ししてみませんか?
以上、鎗野目でした。