乳歯と永久歯の違いは?

皆様こんにちは!
歯科衛生士の廣部です。

クリスマスが終わったと思えば、いつのまにか今年ももう1週間をきりましたね。

振り返れば本当に今年はあっという間でした。。
来年も向上心を持ちながら頑張ります!(^-^)

さて、今年最後の豆知識のテーマは、
「乳歯と永久歯の違い」です!

そもそも永久歯は、親知らずを除けば遅くても15~17歳までに28本全て萌出するのですが、
稀に永久歯がはえず乳歯が抜けないことがあります。

これを永久歯の「先天性欠如」といいます。

先天性欠如は、生まれながらにして永久歯の芽となる「歯胚」がありません。
通常歯胚が成長すると、永久歯の頭の部分(歯冠)となります。
それが乳歯の根を溶かしていくことで乳歯が抜けるのですが、永久歯が欠如していると
生え替わりが起きません。

日本小児歯科学会の調査によると、永久歯のうち何らかの原因で生まれつき1本以上の
歯がない先天性欠如の子どもは、「10人に1人くらい」と言われているそうです。

生え変わりが起きず、そのまま残った乳歯は永久歯よりもムシ歯になりやすい為
より注意が必要となります。

では、永久歯と乳歯の違いについてみていきます。

①歯の数
乳歯は全部で20本、永久歯は親知らずを除き全部で28本あります。

ちなみに、永久歯が萌出してから、2~3年ほどの期間は「幼若永久歯」といわれ、
歯質が未成熟の為ムシ歯になりやすくなります。

少しずつ唾液中のリンやカルシウムが沈着して、歯は石灰化していきますが
「成熟した歯」になるまでには、5年程かかるといわれています。

萌出直後の幼若永久歯は、フッ素をよく取り込みますので、フッ素によって将来
ムシ歯になりにくい丈夫な歯を作ることができます!

②エナメル質、象牙質の厚さ

乳歯の表面のエナメル質と象牙質の厚さは、永久歯の約2分の1と言われていて
とても薄いです。その為、ムシ歯になるとすぐに神経にまで達してしまうことが多いです。

③歯質の柔らかさ
乳歯は石灰化が進んでいないため、歯質がやわらかく、酸に溶けやすい為
ムシ歯になりやすいです。

④歯髄腔の広さ

乳歯は永久歯に比べて歯髄が入っている歯髄腔が広いです。
歯髄角も突出していてエナメル質も薄いため、ムシ歯になるとすぐに神経にまで
達してしまうことが多いです。

よく、「乳歯はいずれ抜けるので、ムシ歯になって放置しても大丈夫」とお考えの方もいらっしゃいますが、必ず歯科医院を受診しましょう!

先程も書いたように、永久歯の「先天性欠如」の場合はなおさらで
乳歯を永久歯の代わりとして使っていく必要があります。

さらに、乳歯のムシ歯は下から萌出してくる永久歯にも「形成不全」という悪影響を及ぼし、
ムシ歯による早期喪失により歯並びに影響がでてしまい、不正歯列の原因ともなります。

↑エナメル質形成不全

進行すればするほど麻酔を使った治療が必要になってしまったり、治療の回数が増えたりと
お子様に痛く辛い思いをさせることにもなりかねません。。

そうならないためにも、できるだけ早くから定期的な歯科検診を受けて、
虫歯にならないよう予防したり、万が一虫歯になってしまったときも
早期発見・早期治療ができるようにすることが大切です!

ご不安なことがあれば、お子様のことでもお気軽にご相談くださいね(^-^)
実はここだけのお話ですが、強面の院長、、3児の父親です!
お子様の扱いも手馴れており、初めて歯科治療を受ける幼児さんも安心してくださいね!

では、来年もチームハルデンタルをどうぞよろしくお願いいたします!

忘年会に参加出来なくて少し残念な(泣)
廣部でした。